![](https://asiannavi.com/wp-content/uploads/2020/09/transportation1-300x225.jpg)
2020/09/28
キルギス国内の交通機関と活用アプリ
ビシュケク市内の交通機関 ビシュケク市内は、トロリーバス、バス、マルシュルートカ(ミニバス)、タクシーの4種類の移動方法があります。 マルシュルートカと呼ばれるミニバスは、バス停でなくても希望の場所で降ろしてもらえる […]
2020/09/28
キルギスの首都ビシュケクは、多くの場合、キルギスに訪れた時に一番最初に訪れる都市です。ビシュケクにはレストランやカフェが軒を連ね、キルギスや西欧料理を楽しむことができ、夜はクラブやバーでナイトライフを満喫する事ができます。また旅行客向けのゲストハウスやホテルが多くあり、ゲストハウスなどで他の旅行客との交流をすることができます。ビシュケクでの生活は快適ですが、やはり旅行に来たからにはその土地ならではの観光を楽しみたい!と思われるかも知れません。
というわけで今回は、ビシュケクから日帰りで行ける観光スポットを5つご紹介します。キルギスを楽しみたいけど遠出をするほど時間がない、という方にもおすすめです。
キルギスを代表する国立公園の一つであるアラ・アルチャは、キルギスの自然を凝縮したような場所です。山々と川が織り成す大自然の風景は、訪れた人の心を必ず魅了してしまいます。このアラ・アルチャ国立公園へは、なんとビシュケクから1時間弱で着くことができます。平原であるビシュケクから山間部へ景色が移り変わる道中も訪れる人の興味を掻き立てます。
入口から小一時間ほど山を登っていくと、目の前に天山山脈のダイナミックな光景が飛び込んで来ます。どこまでも続く山と谷、そしてそこに走る川を見れば、それまでの疲れが吹き飛ぶことでしょう。絶景スポットで少し休憩を取ったら、さらに先の滝まで足を運びましょう。天山山脈の氷河からもたらされる湧き水の滝は夏でも冷たく、健康にいいとされ、キルギス人に愛されています。
ビシュケクからアラ・アルチャへは、タクシーを使って行くことがおすすめです。街の中心地から出ているミニバスに乗って行くことも出来ますが、入口のかなり手前までしか行かないため、そこから徒歩で行く必要があります。
ビシュケクから東に位置するトクモクの近郊に、ブラナという遺跡があります。この遺跡は、10世紀ごろから歴史書に表れ始めた都市バラサグンの遺構と言われる歴史ある遺跡で、世界遺産にも登録されています。
ブラナ遺跡で一番に目を引く建造物は、何と言ってもブラナの塔です。26mほどのこの塔は、その昔ミナレット(イスラム教のお祈りを告げる塔)として使用されていたと考えられており、創建当時は45mの高さがあったといわれています。現在中に入ることができ、塔内部の暗く狭い階段を上れば、塔の上から天山山脈につながるキルギスの草原を一望することができます。この塔は、シルクロードを行き交う商人のための灯台の役割も果たしていたと言われていますが、塔の上から景色を望めばその理由が分かることでしょう。
ブラナ遺跡はビシュケクからおよそ2時間ほどで行くことができます。ビシュケクからトクモクまではバスが出ており、トクモクからはタクシーに乗って行きます。
チョンケミンは、ビシュケクから二時間のところにある小さな村です。ここではキルギスの伝統文化である乗馬を体験することができます。キルギス人は馬に対して強い誇りを持っています。キルギス人はもともと遊牧民であり、馬は長距離を移動する遊牧民にとってかけがえのない存在でした。馬と共にあった彼らの乗馬文化を、キルギスに来て体験しない手はありません。
乗馬が初心者の方でも専用のガイドが付くので安心です。またチョンケミンでは、近くの渓流で川下りを体験することも可能です。夏にキルギスの冷たい水しぶきを浴びれば、最高の涼になることでしょう。
スパラは、ビシュケクの南にあるリゾート施設です。キルギスの伝統的な家屋であるユルタを模した建物が特徴で、ここではキルギスの伝統的な文化を気軽に体験することができます。ユルタはキルギス人が遊牧民であった時代から伝わる移動式住居で、モンゴルのゲルに似ています。羊から取れるフェルトと木の柱で出来たユルタは、素朴な雰囲気で、中にいるだけでリラックス出来てしまいます。
スパラではキルギスの伝統料理を楽しむことができます。キルギスの食といえば、何と言っても羊料理です。キルギスでは伝統的に羊肉が食べられており、キルギスの様々な伝統料理に使われています。ここでは、日本ではまずお目にかかれない量の羊の肉を味わうことができます。スパラでは他にも乗馬などを楽しむことができるので、ゆったりとリラックスした時間を過ごしたい方におすすめの施設です。
ブラナ遺跡の近くにあるアクベシム遺跡は、シルクロードの都市として栄えたスイアブ城の遺構と比定されています。現在も発掘が行われていて、日本の帝京大学の考古学チームが調査を進めています。遺跡からは、中華風の瓦やキリスト教の教会、ゾロアスター教の礼拝堂の跡などが発見されていて、東西の文化が混ざりあう中央アジア独特の世界を今に伝えています。
アクベシム遺跡へはトクモクからタクシーで30分ほどで着きます。