
2020/09/28
青の都サマルカンド 定番観光地5選
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2020/09/28
トルコの古都イスタンブール。古くはオスマン帝国、そしてビザンツ帝国の首都であったこの都市は、ヨーロッパとアジアが出会う場所でもありました。ヨーロッパのような街並みでありながら、アジアのような活気に満ち溢れるこの不思議な都市は、世界中の旅行者の心を惹きつけてやみません。
日本でもトルコは親日国として知られ人気があり、日本からの直行便もあるということでイスタンブールは特に有名です。シルクロードの終着点、そしてヨーロッパの始まりとして、日本から多くの旅行者が訪れています。
そんな憧れのイスタンブールに一度訪れてみたい!と思う方は少なくないはず。ですがイスタンブールの街はとても広く、観光地もたくさんあってどこを回ったらいいか迷ってしまいます。そこで今回は、イスタンブールの旧市街であるスルタンアフメット地区の観光地を5つご紹介します。全て近くにあるので、迷うことはありませんよ!
イスタンブール観光でまず外せないのは、アヤソフィアです。この巨大な建物は、アヤソフィアはイスタンブールのランドマークとも言うべき建物で、これを見ずしてイスタンブールから離れられません。
アヤソフィアの歴史は、イスタンブールの歴史そのものといっても過言ではありません。アヤソフィアは、まず最初にキリスト教の聖堂として4世紀ごろに建てられました。天井のドームのあまりの巨大さと美しさから、当時「金の鎖で天空から吊るされているようだ」と言われたそうです。15世紀にオスマン帝国がこの地を征服すると、アヤソフィアは聖堂からイスラム教の教会であるモスクへと転用されました。現在では博物館としても使われ、観光客の入場が可能になっています。
アヤソフィアの外観はとても壮麗で、見る者の心を奪いますが、内部もまた美しく彩られています。壁や天井には、ビザンツ帝国時代に描かれた荘厳なモザイク画が今でも残っています。アヤソフィアはスルタンアフメット地区のほぼ真ん中に位置します。入場料金は無料です。
アヤソフィアの向かいに建っているスルタンアフメト・モスクは、白と青の華麗な色彩から「ブルー・モスク」と呼ばれています。モスクの周りには6つの尖塔がそびえ立ち、段々になったドーム天井と合わさって独特の景観を生み出しています。これにより「世界で一番美しいモスク」とも言われています。
内部は、ドームに至るまで全て吹き抜けの巨大なホールになっており、壁、柱、天井の全てに艶美なアラベスク模様が施されています。窓にはステンドグラスが張られ、極限まで美を追求したモスクとなっています。
スルタンアフメト・モスクはアヤソフィアの向かいにあるので、アクセスは簡単です。昼間は観光客が長い列を作るので、午前の早い時間の見学がおすすめです。入場料金は無料です。
トプカプ宮殿は、オスマン帝国時代の宮殿です。現在は博物館として開放されています。宮殿内では、広大な敷地の庭園、皇室に仕える女性が住んでいたハレム、オスマン帝国時代の宝飾品や武具など、オスマン帝国の繁栄ぶりを窺える文物を見て回ることができます。
また、庭園に設置された展望台からは、金角湾やボスポラス海峡、新市街側に広がるイスタンブールの街並みなど、絶景を望むことができます。
トプカプ宮殿はアヤソフィアのすぐ近くです。アヤソフィアの右側の道を進んでいけば目の前に「皇帝の門」が現れます。
「イスタンブール地下宮殿」と呼ばれるバシリカ・シスタンは、ビザンツ帝国時代から残る地下の巨大な貯水槽です。中はライトアップされており、少しロマンチックな演出がされています。
天井は見事なアーチや柱によって支えられており、今でも水が流れているなど、当時の技術力の高さを窺い知ることができます。また、建材にはより古い時代の彫刻や使われない柱がリサイクルされた形跡があり、柱の土台になっている上下逆さまのメデューサは、ここでしか見られない独特の光景です。
バシリカ・シスタンはスルタンアフメット駅のすぐそばです。あまり大きな入口ではないので注意です。
お土産ものの購入はグランドバザールが有名ですが、スルタンアフメット地区にも小さなバザールがあります。ここは観光客が多くなく、またトルコのお土産ものが一通り揃っている穴場スポットです。
バザール内のカフェで一息つくこともできますので、少し休みたい方におすすめの場所です。
スルタンアフメット地区はイスタンブールの中でも特に古い歴史を持つエリアです。今回ご紹介したものはその代表的な場所で、このエリアだけでも他にたくさんの観光地があります。是非スルタンアフメット地区を訪れて、イスタンブールの歴史を肌で感じてみてください。