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2021/10/29
トルコの古都イスタンブールは、歴史が古く世界遺産も多い観光に人気の都市です。
有名なアヤソフィア宮殿やトプカピ宮殿、ブルーモスクなど観光に人気のスポットから少し離れたアジアサイドが、実はイスタンブールの魅力が詰まっていることをご存知ですか?
今回はトルコのイスタンブールのアジアサイドの魅力をエリアごとにお伝えします!
古代からその形をほとんど変えていないアヤソフィア、世界で最も美しいと言われるブルーモスク、イスタンブールの街が一望できるガラタ塔、オスマン帝国の栄華を今に物語るトプカプ宮殿….などなど、イスタンブールの有名な観光地を挙げていくだけでもキリがありません。
目抜き通りであるイスティクラル通り沿いの街並みはとてもおしゃれで、ヨーロッパのような華やかさですが、ひとたび路地に入ったり、バザールへ買い物に出かければ、そこにはアジア的な活気で満ち溢れています。
祈りの時刻にはモスクから祈りを告げるアザーンが響くと思えば、教会では鐘が鳴ります。このように東西の文化が入り混じり、どちらも楽しめてしまうのがイスタンブールの楽しみの一つです。
日本人にとっても観光地としてなじみの深いイスタンブールですが、ヨーロッパとアジアの境界であるボスポラス海峡にまたがる都市だとご存知でしょうか?
「文明の十字路」と表現されることの多いイスタンブールですが、文字通りアジアとヨーロッパが出会うポイントなんですね。
イスタンブールの有名な観光スポットの多くはヨーロッパ側にあります。
例えば、アヤソフィアやブルーモスクは、かつて東ローマ帝国の中心であったファティと呼ばれる旧市街地域のヨーロッパ側の先端にあります。
グランドバザールやエジプシャンバザール、ガラタ塔やイスティクラル通りも、金閣湾を挟んでヨーロッパ側の新市街にあります。
このため、観光でイスタンブールを訪れる多くの人は、アジア側をあまり訪れることなくイスタンブールを離れてしまいます。
しかしそれではもったいない!
実は、イスタンブールの魅力はアジアサイドにもたくさんあります。
しかも、アジアサイドを訪れる人はあまり多くないため、ゆったりと観光を楽しむことができます。
ユスキュダルは、イスタンブールのアジアサイドの先端にある町で、アヤソフィアやブルーモスクがあるファティ地区の向かいに位置します。
町の歴史は古く、ギリシャの入植都市が起源であると言われ、アナトリア半島の端であることから様々な貿易の発着点となり、商工業が栄えました。
また漁業も盛んで、町の魚市場には鮮魚が並んでいます。
町にはオスマン帝国時代の古い街並みが残っており、トルコ式の木造建築に特徴的な張り出した2階窓などの独特の景観を見ることができます。
「乙女の塔」はユスキュダルの近くのボスポラス海峡に浮かぶ小さな島に立つ塔で、トルコ語でクズ・クレスィと呼ばれています。
この塔には、名前の由来ともなったある悲しい伝説が伝えられています。
その昔、この地を治めていた王の娘に「18歳までに死ぬだろう」という予言がなされました。
不安に思った王は、愛娘をこの塔に住まわせ、外からの危害が及ばないように生活させました。食事も外からその都度持って行かせるという徹底ぶりです。
そして迎えた18歳の誕生日、いつものように侍女が塔へ運んでいった食べ物の中になんと毒蛇が紛れ込んでいました。
何も知らない王の娘は、不運にも毒蛇に噛まれてしまいます。
こうして娘は予言通り命を落としてしまいました。
これ以降、この娘の死を悼むように「乙女の塔」と呼ばれるようになったのだと言われています。
塔はユスキュダル側から間近に見ることができます。
また連絡船も出ており、塔のある島へわたることもできます。
島にはレストランと展望台があり、展望台からイスタンブールの街並みを一望することができます。
ユスキュダル駅のすぐ近くにあるモスクです。
イスタンブールの他のモスクであるブルーモスクやスレイマニイエ・モスクなどの壮麗さはありませんが、小さいながらも華やかで緻密な装飾が特徴のモスクです。
このモスクはスレイマン大帝の皇女であったミフリマー・スルタンのために作られ、女性的な柔らかさや細やかで品のある雰囲気が漂っています。
また、このモスクにはある逸話が伝わっています。
このモスクを設計したのは、スレイマニイエ・モスクなどの建築を手がけているトルコ史上最高の建築家ミマール・スィナンです。
彼は密かに皇女のミフリマー・スルタンに恋心抱いていました。
一時は縁談が持ち上がったといいますが、家柄などの関係でミフリマーと結ばれることはありませんでした。
叶わなかった恋心が、このモスクの建築に意匠として表れているかもしれませんね。
ユスキュダルの隣に位置する町で、こちらもイスタンブールの古い街並みが残る場所です。町の歴史はイスタンブールの中心地と同じかそれよりも古く、その昔はカルケドンと呼ばれていました。
カドゥキョイにはイスタンブールの中心地のような観光地はなく落ち着いた雰囲気の場所で、地元の人々が住む飾らないイスタンブールを見ることができます。
また、町にはカフェも多く、街歩きに疲れてもすぐに足を休めることができるので安心です。
市街を囲むようにトラムが走っており、ストレスなく町を観光できます。
カドゥキョイの市街地から少し離れたところにありますが、立派な駅舎で知られる建物です。
ボスポラス海峡に面する形で建っており、その昔はヨーロッパ側のシルケジ駅と連携して、イスタンブールからバグダードやアレッポまでをつなぐ路線の発着点となっていました。
駅舎はヨーロッパのお城のようなデザインですが、中はトルコ風の装飾が美しい建物となっています。
カドゥキョイの町は海にせり出した小さな半島になっており、その海岸にそって歩道が整備されていて、散歩に最適です。
ヨーロッパ側の海岸では、対岸のイスタンブールの旧市街の風景が眺められます。
また、モダ海浜公園という場所は芝生があり、ピクニックを楽しむ人で賑っています。
天気が良ければどの時間を歩いても最高の場所ですが、特におすすめしたいのは夕暮れ時です。
マルマラ海に沈む夕日をバックに、イスタンブールの街の夜景が映えます。
行き交う船やライトアップされるモスクなど、イスタンブールならではの幻想的な風景を楽しむことができますので、ぜひ夕暮れ時に行ってみてください。
昼下がりからカドゥキョイを散策して、カフェで休憩を挟みながら夕暮れ時に海岸を散歩、というのが一番おすすめの過ごし方です。
2019年に開堂したばかりのこのモスクは、市街から少し離れたところにあるものの、今後間違いなくアジアサイド必見の観光名所の一つとなるでしょう。
このモスクの最大の見どころは、その大きさです。
ドームの高さはおよそ70m、並んで立っているミナレット(尖塔)は100mを超え、トルコ最大のモスクとなりました。
そのあまりの巨大さに、離れたイスタンブールの市街地からでも見えてしまう程です。
場所は名前にもなっているチャムルジャという丘の上にあり、敷地からはイスタンブールの街が一望できます。
建物自体は新しいものですが、建築スタイルはトルコの伝統的な建築様式に則ったものになっています。
中はドームから床までの吹き抜け構造になっており、直径70mの巨大なドームに施された装飾は圧巻です。
チャムルジャ・モスクへはユスキュダルとカドゥキョイからバスが出ており、45分程度で着きます。
ヨーロッパサイドからアジアサイドへ向かう際は、ボスポラス海峡をわたる必要があります。
最も便利なものは、2013年に開通したマルマライ鉄道です。
マルマライ鉄道はヨーロッパサイドにあるシルケジ駅と、ユスキュダル駅などを結ぶ鉄道路線で、ボスポラス海峡の海底を走る地下鉄です。
日本の大成建設が技術支援を行いました。
これに乗ればヨーロッパ・アジア間をおよそ5分で行き来することができます。
料金は4リラ(約50円)でとってもリーズナブル。
とはいえ、地下鉄のネックは風景が楽しめないこと。
せっかく観光に来たのだから、移動の間でも街の風景を楽しみたいですよね。
そんな方におすすめなのが海上バスです。
イスタンブールではヨーロッパサイドとアジアサイドを結ぶ連絡船が運航されており、旧市街や新市街の港からアジアサイドの港へ繋がっています。こちらも料金は4リラと安く、気軽に利用することができます。
晴れた日の海上バスの景色は最高で、海上から望むイスタンブールの街並みは一見の価値があります。
イスタンブール・アジアサイド、いかがでしょうか?
普段はあまり脚光を浴びることのないエリアですが、下町のイスタンブールを感じるには最適な場所です。
もし日数などに余裕があれば、イスタンブールのアジアサイドにぜひ訪れてみてください。