歴史

2020/10/04

 キルギスの地は、古くからシルクロードの要衝として栄え、遊牧民を中心とした多様な民族が行き交いました。 現在キルギスに住むキルギス人は、もともとはシベリアのイェニセイ川流域に住んでいたと言われています。キルギス人が今のキルギスの地に移り住む前は、キルギスの地は匈奴や突厥といった強大な遊牧国家に支配されていました。

 10世紀に興ったカラハン朝は、バラサグンという街を都として、キルギスの地を中心に栄えました。バラサグンは、キルギス北部の街トクモクの近くにあるブラナ遺跡に比定されています。

 モンゴル帝国の支配後、キルギス人は今のキルギスの地に移り住みました。いくつかの遊牧国家の支配を受けた後、ロシア帝国に併合されます。ロシアの支配はソ連が崩壊するまで続き、ソ連崩壊後「キルギスタン共和国」として独立します。その後国名を「キルギス共和国」に改名し今に至ります。

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